部屋にあった箱に翔くんとの思い出の品を1つずつ入れていった。


1つ1つ大事な思い出を思い出しながら。


あんなこともあったな、こんなこともあったなって…




「翔くん…っ…しょうくん…っ…」


もう一度莉子って名前呼んでほしい


もう一度優しく抱きしめてほしい


もう一度キスをしてほしい


もう一度あなたと…



こうなるんだったらもっと一日一日を大切にすべきだった。


ずっと続くと思ってた。


わたし翔くんを大切にできていた?