「あのね莉子。
莉子は今すごくすごく辛いと思うの。
翔くんのこと好きなんだなってお母さんすごく伝わってきたわ、さっき泣いてる姿見て。」



真っ直ぐわたしの目を見るお母さん。



「人を好きになるって幸せなこともある、でもその反面すごく辛い思いもする。
今は辛くても必ず莉子は幸せになれる。もしその相手が翔くんならまたどこかで出会えるんだから。」


お母さんの言葉、すごく重みのある言葉。

その言葉にまた涙が溢れてきた。



「お母さん…ありがとう。」


泣き疲れて喉が渇いていて


紅茶がすごくおいしく感じた。