何も考えられなくなって 心臓の動きも早くなって 息をするのを忘れそうな… なんとも言えない苦しさに襲われた。 「え、待って…冗談だよね? どしたのいきなり…」 何言ってるの翔くん。 別れようって…どうして… 「冗談じゃないんだ… ごめん、ごめんな莉子…」