「翔くんっ!!」 玄関を出ると家の前に翔くんの車が停まっていた。 わたしは小走りで翔くんの元へ向かって助手席のドアを開けた。 「莉子久しぶり。ごめんな、こんな遅くに。」 久しぶりの翔くん。 嬉しくて嬉しくて嬉しくて… 胸がドキドキしているのがわかった。 助手席に座ると懐かしい翔くんの車の匂いがした。