* * *東海崎 蘭side* * *




「はぁー...」


学校にも授業にもなれた。


友達もできた。


授業は中学校よりはまぁ、面白い。


でも...羚に会いたいな。


やっぱり同じ高校受けたら良かったかな....同じところに行ける可能性はあったのに.....。


なんで行かなかったんだろう私...。


桜咲、話聞いてくれないかな。


暇そうだし連絡してみようかな。


紫花はまだ知らないけれど、桜咲は私が羚を好きなことを知っている。


そう思いながら私は桜咲にメッセージを送る。


《桜咲、今日暇?》


するとすぐに返信が帰ってきた。


流石だ。暇人!と思いながらメッセージを見る。


《なんかあったの?話しなら聞くよ~!!》


桜咲の勘は素晴らしいほど本当によく当たる。


《ありがとう!じゃあ今日20時に行くね?》


《わかった!もしかしたらちょっと遅くなるかもだけどそしたらいつものおばちゃんに鍵借りて!!》


《了解》


桜咲は学校が遠いいけれどチャリ通しているから時間が読めないのだろう。


私は放課後を楽しみに残りの授業を頑張る。