思い出すこと

フとしたときに、
僕は振り向く。
いつもそばにいたはずの、
きみの姿が見えた気がした。
きみの声は心地よく、
きみの笑顔は太陽で、
きみの足音は音楽で、
たったこの間まだそばにいたのに、
なんだか悲しいなぁ。
僕はいつの間にか、
きみの番号にかけていた。
「ねぇ、今から会える?」