ちょっと調べてみようかしら。十六夜やよいと湖城さつき。気になるわ。後、お姉ちゃんか……。湖城卯月ではないよね。


一度館に戻りましょう。


サニー。あなたなら、わかるわよね。


………………。


「ただいま」


「よー。早かったな、月」


私の部屋から声が聞こえてきた。


私は、部屋に急いだ。


「サニー、戻らないで。猫になりなさい」


「まぁそんなに起こるなよ。生け贄はどこだ? 」


「生け贄はまだよ。調べてほしいことがあるの」


サニーは、ニヤリと笑った。


「十六夜さつきか? 」


「十六夜? どういうこと? 」


「おいおい、俺に対する態度が悪いぞ」


「悪かったわね」


「お前を消すも消さないも俺の手の中なんだぞ」


そう、私はすでに死んでいる。