話しているうちに、客が来たようね、ノックの音が聞こえたわ。


「開いてるわよ」


「お邪魔します」


「湖城 さつきさん…ね。お待ちしていたわ。願いは何? 」


この子、何か持ってるわね。生け贄はどんな者かしら?


「え、何で私の名前を? 」


この子、演技が得意なようね。まぁ私には通用しないけど。


「で、願いは何なのかしら?そして、生け贄は用意しているわよね」


少しうつむいて、湖城 さつきさんは、話始めた。


「私の願いは…………」


詳しくはよく分からなかったけれど、彼女はとにかく、学校に来てほしいと言った。


「生け贄はいただくわよ。まぁ、ついていきますけど」


静かに笑みを浮かべ、彼女は、例を言って、今日は出ていった。


「サニー、しばらく留守番宜しくね」