「……危ねぇだろ!」


床に尻もちついた悠は、お尻を摩りながら私の顔を見上げた。


「邪魔して悪かった?……何よ、それ!本当にムカつく!」


悠の身体を押し倒し、跨るように上に乗った。

すると、それまで平然としていた悠の顔が一瞬にして驚きの表情へと変わった。


「何プレイ?」


綺麗なその顔を見下ろしていると、悠は茶化すように私に訊ねた。


「悠が何考えてるのか全然分からない!」

「それはコッチのセリフだろ。お前、今自分が何してんのか分かってんの?」

「分かってるよ!」

「……全然分かってねぇだろ」


悠は私の体を自分の方に押さえつけ、体勢を立て直す。

今度は自分が押し倒される形になった。


「はる……」

「お前がしてることは、こういうことなんだよ」

「……ッ、」


顔が近づいてきたかと思ったら、簡単に唇を奪われた。