「お前ら、朝っぱらからコントやってる場合かよ」
あとからやってきた悠(はるか)が、平然とした顔で“それ”を拾い上げる。
どうやらコイツには、これがコントに見えるらしい。
……ってそんなのん気にしてる場合じゃない。
思春期の男どもの前で、私は堂々と自分の体を晒しているのだ。
「出てけっ!」
大声を張り上げ、後ろを向いて座り込むと。
「アイツ慣れてねーんだからこういうのを投げんなよ」
悠は淡々とした口調でそう言うと、手慣れた感じでブラジャーを付けた。
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