でもなぜか許してくれた…。



気まずい~…。



「散らかってるけど…。」

「いやいや…。マジ広いね…。」



俺の生活空間がすっぽりじゃね?



本当にお嬢だ…。



「あ、この雑誌買った。」

「なんで!?」

「店の先輩が乗ってんの。凄いよ~…。こんなにデカく乗れちゃうし!!」

「水木さんだってそのうち乗るかもよ?」



まさか…。



俺はきっと今のままで終わるし。



自分の店くらい持ってみたいけどさ。



「ベッドデカイね…。」

「あ、何かヒナ君が大きいベッド好きだから…。」

「エロいなパパ…。」

「えっ!?」

「いや、なんでもない…。」



まさか彼女の部屋に入れるとは思わなかった…。



すげぇイイ匂い…。



「アロマ?」

「うん!!好きなの!!リラックスする気がするから!!」

「何かやっぱり世界が違う…。」

「どうして?」



そんな目で見つめるな…。