キスとかした事ないし…。



水木さんはまさか経験豊富な感じ?



あたし超ガキかも…。



「友達とかに何て呼ばれてますか?」

「ナツ。」

「以外で…。」

「女友達からはナッチャンとかナツ君?」



女友達…。



妬ける…。



「呼ばないもん…。」

「ヤキモチ?」

「はい。」

「素直過ぎてカワイイ…。」

「カワイクないです。」

「カワイイ。ごちそうさま~。さ、出るよ。」



流された…。



女友達とか何かヤダです…。



水木さんの事何も知らないもん…。



「あっ!!自分の分払います!!」

「こう言う時は男を立ててあげてね?財布しまって。ドリンクバーのみしか奢ってナイけど…。」



イイのかな…。



払える雰囲気でもないから財布を鞄に閉まった。



「水木さんってどこに住んでるんですか?」

「…………。」

「えっ!?なっ、何!?」

「水木さんって言った。」

「あぁぁぁっ!!だって!!」

「あはははは!!ウソ。キスなんてしたら乃彩チャン死にそうだからしないよ。したいけど。」

「しっ!?」



したいんだ…。