カチッと樋山がボタンを押した瞬間画面が変わった…。



「読めましたか!?」

「あ、うん。株?」

「はははっ!!気にしないでください…。」



そう言って教室を出てった。



何アイツ…。



根暗っぽいのにそんな事してたんだ…。



頭イイんだね~。



「愛芽、大河と付き合ったんだって!?」

「あ、うん。情報早っ!!」

「だって俺幼なじみだし~。」



そう言って話し掛けて来たのは隣のクラスのモデル君。



たまに撮影で一緒になる。



「あいつ手早いから気をつけろよ?」

「あははっ…。」



もうヤったよバカ…。



でもそれは言ってないんだね…。



よかった…。



その日は特にテンションが上がるわけでもなくただ何となく時間が過ぎた。



吉岡いないからつまんない…。



やっぱり好きなんだろうなぁ~…。