芽依が産まれてからもいろいろあって、愛芽にはかなり苦労をかけたと思う。



行きたくもナイパーティで愛想振り撒いてくれてるのも感謝してる。



「荷物降ろして来るから。タクシー呼ぶ。」

「まだ早いじゃん…。一回家で休憩。」

「そ?では行きましょうか姫。」

「えっ!?」

「お前姫なんだろ?」

「うん…。」



籍を入れる前に女絡みで揉めたんだ。



結婚を見送るって話しにもなった。



でも俺が愛芽と結婚したかったから…。



『姫扱いしてくれなきゃ結婚しない!!舜太は愛芽だけ見てればイイの!!舜太の姫は愛芽だけ!!』



まぁそれが結婚の条件になったわけで。



俺は下僕かその上くらい?



「コーヒー飲む?」

「いらないからキスして。」

「珍しいな…。」



俺の中で愛芽はちゃんと姫だぞ?



それは愛芽がおばあちゃんになってもかわんねぇから安心しろ。