ふとテーブルに目をやると舜太の携帯が置きっぱなし…。



しかもピカピカと不在を知らせるランプが光ってた。



「舜太、電話仕事のじゃないの?」



リビングまで携帯を持ってって起こしてやった愛芽は凄い偉い。



うっすらと目を開けて愛芽から携帯を取り開いて確認し始めた。



「ちょっとごめん…。」



そう言って舜太は電話を折り返してる。



眠たそう…。



「もしもし!!先ほどは失礼致しました!!会議に出てまして…。はい、あっ!!そうですか!!では後程お伺い致しますので!!」



会議なんて出てナイじゃん…。



嘘もたまには必要ってわけね。



「俺仕事行って来る…。」

「昨日ちゃんと寝たの?」

「2時間は寝た。部屋行くぞ…。」



学ランを脱ぎながら部屋に向かう舜太の後を着いてった。



今からスーツか…。



「今日メシイイわ。」

「うん。ネクタイしてあげる。」

「おぉ!!妻みてぇだな愛芽!!」



時期妻だもん…。