家に帰って部屋にこもった。



さっきから膝を抱えてベッドに座ってる乃彩とタバコ何て吸っちゃって不機嫌極まりない俺…。



態度に出しちゃいけないと思いつつもかなり顔に出ちゃってる…。



「ごめんねナツ…。」

「だからイイってば。」

「だって怒ってるもん!!」

「怒ってナイ!!」

「怒ってる!!もうイイ!!」



バサッと布団を頭から被った乃彩…。



困った俺…。



「乃彩…。」

「ヤキモチはうれしいけどあたしはナツが好きだもん!!確かにお兄さんはナツに似てて超カッコイイけどナツのがいっぱい好き!!」



超カッコイイとか言うんだ…。



更に妬くよソレ…。



その時カチャッと開いたドアからひょっこり顔を出したのは大分大きくなった俺の甥っ子。



もう小学生か。



これは最近離婚して出戻って来た姉ちゃんの子供。



「ケンカ中か?」

「違うよ。学校終わったの?」

「おぅ!!ナツが来てるって言うから!!」



生意気な口きくようになったな。