テンションがバカ高いお姉さんはさっきの場所に戻ってまた水やりを始めた。



あたし達は家に入ってお母さんに挨拶をしてから2度目のナツの部屋に入った。



「凄いお姉さんだった…。」

「アレね…。なんつーか俺も今だによく掴めない…。」

「怖かったし…。」

「元ヤンだから…。レディースってやつの頭。」



この家って根っからのヤンキー一家なんじゃん…。



お姉さん怖い…。



「さっきの事は忘れて兄貴んとこ行こうか!!」

「お兄さん?」

「店!!何か改築したって言ってたから見てみたくてさ。」



ナツがそう言うからお父さんとお兄さんがやってるお店に向かった。



歩いて行ける距離なんだね!!



手を繋いでたんぼ道を歩いた。



「懐かしいなぁ~…。昔は毎日この辺で虫取ったりしてた。」

「イメージ的にはイジメられっ子なんだけどな…。」

「あははははっ!!」



何だかイイ雰囲気…。