ウザイでしょこう言うの…。



「多少妬き過ぎなとこはあるけどね?」

「ごめんなさい…。」

「謝る事ナイよ。素直だね乃彩。カワイイ。」



そう言ったナツの手があたしの髪に触れた。



ふっと笑ってオデコにキス…。



愛芽達がいるのに…。



「な、ナツ…。」

「あ、ごめんごめん。可愛くてつい。」

「恥ずかしい…。」

「ぷっ!!顔赤いね。ダメってわかってるんだけど今日は部屋に連れて帰りたい…。」



その言葉にまた体温が上がった。



卑怯な笑顔…。



八重歯が子供っぽくてカワイイ。



その日の夜はナツに言われるがままナツの部屋に入った。



久しぶりのナツ…。



あたしだけに見せる顔や仕種。



全部好き…。



「ナツ、好き。」

「俺も大好き。」

「離れないでね?」

「死ぬまで乃彩のそばにあるよ。」



あたしとナツはきっと大丈夫だよね。



たまに妬くけど…。



あたしのナツだもん!!