それからもナツは何度も愛芽に『カワイイ』とか『惚れそう』とか言ってた。



でも妬かないもん…。



夜に部屋に来てくれるナツが必ずフォローしてくれるから。



「あのね!?乃彩が一番カワイイよ!?」



毎度毎度必死なナツに笑えて来る。



でもそんな所が大好きなんだもん。



「じゃあ俺部屋に戻るね?」

「えっ!?もう行く…の?」

「だって乃彩といると自制が効かなくなりそうだし…。」

「別にイイよ?」



そう言ってナツを見上げたら凄く困った顔をされた。



何かヤダ!!



「困らないでよ!!」

「困るでしょ!!そんな顔で見上げられたらマジで止まんないから!!」

「だからイイって言ってるじゃん…。」

「俺がよくない!!仕事で来たんだし!!」

「息抜きもしないの?」

「したいの?」



そう言われてハッと気付いた…。



あたしめちゃくちゃ恥ずかしい事言ってる!!