朝も早くから仕事に出ていろいろ忙しい。



やっと昼メシだ…。



社員食堂とか始めてかも…。



「何気にウマいな…。」

「美味しいね。」

「ってか見られてね?」

「見られてるね。」



そんなに若い重役が珍しいか…。



ってかもしかして昨日のコタの相手がこの中に…。



「康太君、昨日さ…。」

「なんか聞こえた?予想以上に声大きい子だったからね~。」

「ね~じゃなくてどれ食ったわけ?」

「ホテルのフロントで働いてた人。年上イイね~何かと経験積んでて。」



社員じゃなくてよかった…。



兄貴にソックリだなコタ…。



「なぁ、どうやって落とすわけ?」

「普通だよ?昨日はフロント行って、シャワーのお湯が出ないよぉ~って言ったら見に来てくれたから。」

「そっからどうすりゃベッド行くんだ!?」

「昨日はわざとシャワーかけて脱がせた~。ちょっとタイプだったもんで。」

「脱がせっ…。」

「でもがっついちゃダメだよ?あえて自分の服に着替えさせるのが目的っぽくね?後は流れだね~。」



流れねぇよ普通…。