動揺しまくってるナツ君の目…。



「ってかナツ君にはもう関係ないか。」

「そ…だね…。」

「俺ならなにがなんでも別れないけど。ナツ君みたいに意気地無しじゃねぇからさ。」

「ははっ…。舜太は自信家っぽいもん。」

「外見とかには自信なんてねぇけど。愛芽を世界一好きな自信ならある。相手を信じてる自信もね。」

「そんなの…俺だって…。」

「それくらい好きなら毎日泣かせてないでどうにかすれば?さ、酒でも飲もう~。」



俯いて頭を抱えてるナツ君をシカトしてワインを頼んだ。



何も喋らないから場が持たない…。



タバコに火をつけてからナツ君の顔を見た。



「1本ちょうだい…。」

「吸わない人じゃん。」

「高校卒業してやめたからね…。」

「ナツ君って不良だったんだ。」

「それなりに…。昔は狂犬ナツ君と呼ばれたさ…。」

「ウソだ…。」

「ウソ…。頭キレる頭脳派ヤンキー…。」

「バカっぽい…。」

「キレたの。昔はね…。」



今は?