クルッと元カレの方を向いた愛芽が元カレに近寄った。



「舜太に何してくれてんの?」

「愛芽には関係ない。」

「あんたそれでもモデル!?顔に傷つけて何やってんの!?昔から甘いんだよ翔吾は!!」

「昔!?俺が甘い!?」

「甘いでしょうが!!自分から仕掛けてケガするモデルなんて仕事する資格ないよ!!ってか愛芽の舜太をよくも…。」



ガツッとイイ音がしたと思えば愛芽が元カレをグーで殴ってた…。



愛芽がキレてる…。



「翔吾、全部自分の物になると思わない方がイイよ。あんたがアメリカ行ってから連絡なくて落ち込んだんだから!!」

「……………。」

「愛芽だってそれなりに翔吾の事好きだったよ。でも舜太は今までとは違うの。愛芽はもう舜太しか無理。翔吾のとこになんか絶対戻んないからね!!」



愛芽…。



昨日怒ってごめん…。



「約束したのに…。」

「無効だバカ。」

「俺浮気しないで愛芽の事だけ思ってたんだけど!!」

「知らないよ!!」



愛芽最高…。