今日仕事が休みのナツ君はきっと家にいる…。



あたしも仕事がナイから行くんだ…。



「ごめん、あたし仕事だからまた明日…。」

「ちゃんと考えて…ください…。」

「うん…。」



仕事なんてウソ。



何か無性にナツ君に会いたくなった。



ナツ君の家に着いてインターホンを押した。



「何で乃彩がいんの!?」

「ナツ君!!」



思わずナツ君に飛び付いた。



告られたりするのもうイヤだよ…。



「何かあった?」

「何もナイ…。」

「まず中に入ろっか。」

「ん…。」



ナツ君以外に好かれても苦しいよ…。



あたしの気持ちは揺るがないのに…。



「ジュースでイイ?」

「あ、うん。今日は部屋…きれいだね…。」

「いつもしてもらってばっかだからたまには自分でした!!」

「偉い…。」

「まぁね~。ってか乃彩?」

「はい?」

「何かあったんでしょ?」



わかるのかな…。