そっと近寄って髪を触った。



ビクッと反応した愛芽が顔をあげるとメイクボロボロ…。



どんだけ泣いた?



「ごめんな愛芽…。」

「舜太だ…舜太…舜太ぁぁぁあ~!!」



抱き着かれてめっちゃ泣かれてる。



超傷付けたかも…。



「ごめん愛芽…。」

「愛芽の事いらなくなったんでしょ!?何で来るの!?」

「いらなくなってない。」

「だって舜太愛芽の事性格悪いと思ってるし…。朝も素っ気なかったし!!愛芽が大河といたのは悪かったけど他には何もしてないもん!!」

「うん。ごめん。」

「舜太がなんで愛芽の事嫌いなのかわかんないよぉ~…。」



俺もバカだけど愛芽もバカだ…。



マジカワイイ…。



「あのさ、愛芽って性格よくはねぇけどそんな愛芽が好きなんだって言おうとした。」

「言わなかったじゃん…。」

「愛芽が聞かなかったの!!なのに急に態度変わるし。家でも乃彩チャンみてぇだし。俺が好きなのは愛芽なんだけど。」



言わなかった俺も悪いや…。