乃彩チャンに言われると結構へこむ…。



「でも俺クラス委員とかとも普通にあんな感じだし…。」

「相手に好意があるのとないのでは違うでしょ。」

「あっ、そうですね…。」

「マジ頭悪っ。」

「はい…。」

「5発くらいキメてイイ?」

「ダメ!!すいませんでした!!」

「じゃあ仲直りしてね?」

「はい…。」



ナツ君、あんたすげぇわ…。



この子、愛芽より質わりぃよ…。



鞄を持って教室を出た。



「七瀬!!授業だぞ!!」

「パス!!姫が泣いてっから!!」

「姫!?」



愛芽、ごめん…。



俺…。



愛芽の家についたら誰もいないし部屋にはカギがかかってる…。



こうなりゃ窓だ…。



外に回って1つだけ開いてる窓から侵入した。



何でここだけいつも開いてんだよ…。



ベッドに俯せになって泣いてる愛芽…。



俺に気づかないのかよ…。