ナツ君はどこまで行ってもナツ君だ…。



「1年も2週間に1回鏡越しに見てただけなのに我慢出来ないわけないじゃん…。」

「えっ!?1年!?」

「うん…。あたし、ナツ君が働き始めた時からズット好きだったんだよ?」

「マジで!?何か…ヤバイ嬉しい…。」



恥ずかしい…。



言うんじゃなかった…。



「頑張ってねナツ君…。」

「まだ先だけどね!!3ヶ月先まで俺の予約入ってるからそれまでは頑張る!!」

「うん。」



ナツ君が掴んだチャンスを応援したい。



それくらいしかあたしには出来ないけどね…。



「乃彩に負けたくないのが1番だけどね。」

「何それ…。今でも十分ナツ君の勝ちだよ。」

「それはナイ!!乃彩には勝てない!!」

「あははっ!!ナツ君はやっぱりナツ君だね!!」



その謙虚さはきっといつまでも変わらないと思う。



頑張ってねナツ君!!