秀吉もイイけどナツ君のがイイのに…。



チビチビご飯を食べてるナツ君を気にしながらテレビを見続けた。



「やっぱ海外組呼ばなかったからじゃね?」

「今回の監督って意味わかんないよね。海外組が優れてるって言ってるわけじゃないけど実力ある人入れないのはどうかと思う。外されるのも時間の問題?」

「成績わりぃからな~。ってか乃彩チャンスポーツ好きだな。」

「うん!!見るの好き!!」



何て会話をしてたら後ろから視線が突き刺さった。



ナツ君…。



「ナツ君は…何部だった!?野球!?この前の写真でバット持ってたし…。」

「俺写真部の幽霊部員。」

「あっ…。バット…。」

「あれはほら、凶器凶器…。」



だよね…。



聞くんじゃなかった…。



「でもっ!!ナツ君はインドアが似合う!!」

「乃彩、全くフォローになってない。ごちそうさまでした…。」



怒った?



ナツ君って滅多に怒んなそうなのに…。