そんなとこが好き…。



「でもコーヒーダメじゃん…。」

「今日カットだけだしね!!何か落ち込んでたじゃん?」

「それはさっき俺が言い過ぎたみたいだから…。」

「ナツ君が!?珍し…。」



ですよね…。



やっぱ俺ストレス溜まってんだな…。



店辞めたくない気持ちと大きくなりたい気持ち…。



はぁ~…。



「ナツ君も何か元気ないね。はぁ兄の話し?」

「まぁね…。自分で決めなきゃって感じがプレッシャーって言うか…。」

「ナツ君なら絶対どこに行っても大丈夫!!」

「自信ないけど挑戦してみたい気もするからなぁ~…。進路迷ってる高校生みたい。」

「頑張るナツ君カッコイイよ。」



鏡ごしに目が合った。



ドキドキする心臓…。



ヤバイ…。



今仕事中なのに…。



「今日家に来て…。」



小さい声でそう囁いた。



あっ…。



でも門限までに帰せるかわかんないや…。



「やっぱり行く…。」

「わ、わかった…。」



顔赤いから!!



でも乃彩ってやっぱり凄いや…。