あたしも抱かせてもらったけど勝手に顔がにやけてしまう。



「カワイイ…。」

「ヤバイね、ってかカワイイしか出てこねぇよぉ~…。」

「うん、カワイイ…。」

「連れて帰るか。」

「そうだね。」



誘拐しちゃいたいくらいカワイイの!!



あたしも将来産むのかな…。



「ナツさぁ、マジ丸くなったな。」

「俺は元から丸い。ってかツッチーこそ今サラリーマンだっけ?」

「マジ部長殺してやりてぇんだけど。高卒バカにしやがってよぉ~…。でも俺だってそれなりに真面目だから我慢してやってる。」

「偉いじゃんツッチー。」

「ナツは?」



近況報告をし始めた二人をほっといてあたしは赤ちゃんに夢中。



奥さんも優しそうな人だし。



「あっ、泣いちゃったんですけど!!」

「ミルクかな?パパ、抱っこしてて。」



パパ…。



ナツ君もいつかはパパに…。



キャァァァァ!!