でも浮気現場目撃した衝撃はあまりにも強すぎて一方的に別れを告げたのは俺。



だって順子の部屋に行ったら男と寝てんだもん。



修復なんてムリに決まってんじゃん。



「寂しい思いさせたのは悪かったと思ってる。でも順子だって俺に何も言わなかったよな?」

「うん…。ムリしてナッチャンの事わかろうとして…。でもそれがいけなかったんだよね…。あたしが大人ぶってたから…。」

「順子だけが悪いんじゃない。ごめんな?」

「ううん…。ナッチャンは学生時代から好きな事には夢中になる人だもん。そこがかっこよくて好きになったのに…。わかってた癖に我慢できなかったのはあたしだよ…。」



順子の気持ちに今更申し訳なさが込み上げた。



俺だってもっと順子を見てやれたハズだったのに…。



「ごめんな…。」

「もう忘れるからイイの!!だからここはナッチャンの奢りね!!」



イイ別れ方出来たんだよな?