瞬太…。



「えぇ～…。じゃあ何で来たの？」

「息抜き？そっちもそんなもんでしょ？」

「あたしは彼氏作る気で来たのに!!もう息抜きついでに浮気しよっか!!」

「マジで？でも俺は彼女以外に靡かない自信あるよ？アイツよりカワイイのいないし。」



瞬太は愛芽が思ってるより愛芽の事好きだ…。



自分がいないとこでそんな風に言われちゃったら嬉しくなっちゃうよ…。



「ミッチー、楓紹介してあげるからネタバラシする…。」

「はいよ～。」



ゆっくり歩いて瞬太に近付いた。



楓と目があったけど気付かない振りをしろと言う約束は守るらしい…。



「帰るよ瞬太…。」

「あい。じゃ、俺払っとくから。」



なんでビックリしないの？



まさか気付いてた…とか…。



「うっそ…。Ame!?」

「瞬太がお世話になりました…。」

「本物!?」



女子大生の声は無視して瞬太と楓とミッチーと店を出た。