目が覚めたらコーヒーの匂い…。



ポケットからタバコをだしてくわえた。



「クソガキ。5年早い。」

「あっ…。日向さん!!」



奪われたタバコは日向さんの手の内に…。



ここ愛芽ん家じゃねぇか!!



「俺の前で未成年が堂々と喫煙か?」

「あっ…あははは…。やべぇやべぇ…。」

「やべぇじゃねぇよ。何寝てんだよ…。」

「だって昨日あいつらに振り回されてヘトヘトだったから…。」

「何か今日も遊ぶって張り切ってたぞ。」



マジで…。



逃げようかな…。



「寧音さんは!?」

「『舜太がいるならエステ行こ~!!』って言って出てった。ついでに俺今からイタリアだから。じゃ、ヨロシク。」



ヨロシクされねぇよ!!



マジムリ~…。



「愛芽!!」



いねぇ…。



まさかもう仕事か!?



「乃彩チャ…。」



二人ともいねぇ…。



信じらんねぇ…。