わけのわからない機材に囲まれた部屋はまさにレコーディングでも出来そうな感じ…。



「俺は楽器より歌で勝負すんだ!!」

「そう…なんだ…。」

「まぁ声だって楽器みたいなもんだからな!!」

「もしかして絶対音感とか…。」

「あるよ。だから部屋の楽器もチューニング全部合ってる!!音外れるとイラッとするからな。」



チューニ?



何者でしょうか?



「俺が歩く音とかも何か…その…。」

「音は全部ドレミだ。」

「凄いね響君!!」

「だから音楽の授業が大嫌い。マジ吐き気する!!」



生活に困りそう…。



響君の部屋を出た瞬間由優チャンに捕まった…。



「うわっ…。」

「由優お姫様みたいでしょ?」

「うん…。」



部屋が真っピンク…。



ベッドがかなりプリンセスだよ…。



初めて見た…。



ベッドの上にあるレースのカーテンみたいなの…。