俺の腕が痛い…。



そんなに力入れられたら…。



超痛い!!



「爪~…痛い~…。」

「ごめっ…。」

「いや、いいや。痛み分け。」

「ははっ…。好きだよ…ナツ…。」



心臓がキュンとなった。



マジでこんな年下にハマってしまうとは自分でも以外。



でももう罠にかかってんだ…。



乃彩の甘い罠に。



「俺も好きだよ乃彩…。」

「うん。早く…終わって欲しい。」

「あ、うん…。」



色気なんて全くなかったと思うけど…。



すごい幸せだった。



その後の空気。



甘い~…。



「痛かった?よね…。」

「今まで生きて来た中で一番痛かった…。」

「ごめんね?しかも俺酒入ってるし…。最低かも~…。」

「でも嬉しかったもん…。何か…こんなに幸せな事が世の中にあったんだなぁって思った。」



やっぱりイイ子…。



そんなとこがたまんない。