無理矢理引きずって外に出した。



「狭いけどどうぞ~。」

「何で俺が~…。」

「娘の彼氏にビビる腑抜け父と思われますよ?」

「………。」



男3人ですげぇ窮屈な車内。



俺の車狭すぎる!!



「どこ行こうか舜太君。」

「個室イタリアンなら家の店がすぐそこに。」

「何者!?」

「あ、私こう言う者です。」



名刺なんて持ってるの!?



あっ、俺も出しとこう…。



「その歳で副社長…。」

「凄い有名美容室…。」

「「いやいやいや!!」」



そんなやり取りをしてたら後ろからガンッと座席を蹴られた…。



怖い…。



ムリに笑顔を作って到着したお店。



堅苦しくないファミリーレストランタイプのお店だった。



「俺めっちゃ食ってイイですか!?」

「マジで俺が奢んのかよ…。」

「だって俺今月残り2万で生活しなきゃ…。」

「は!?マジ言ってんのか!?食え、めっちゃ食え。」



あ、同情?