ちなみに言うと、私は現在18歳である。

普通なら高校3年の女子のはずだが、私は違う。


「暗殺の期限は、来年3月までだ。

できるよな、レイ」


「当たり前。何年この仕事をやってきたと思うんですか?」


少し小馬鹿にした感じで言うと、上司はまるで価値が低いものを見るかのように鼻で笑い、私を見下ろした。

それから胸ポケットからタバコを出し、トントンとケースを指先で突っつき、1本取り出した。


「お前も、吸ってみるか?」


1本差し出されるタバコ。

首を左右に振り「いりませんよ、体に悪いです」と断った。

すると、大声で笑われ「今更か」と言われた。


「体に悪い事なんて、何度もしてきただろう。

なぁ、レイちゃん?」


「...」