空港の中に入ると、ザワザワと人々の声が響き渡っていた。

辺りはアメリカであまり目にすることのない日本人がたくさんいる。

この中をこんな金髪の私が歩いていたら、やはり目立つもので周りの人達は目を大きく開いて私を見ていた。


チッ...なによ、鬱陶しいな。

いちいち見ないでよね。


早くこの空間から出たくて、私は足早に組織の人との待ち合わせ場所へ向かった。