飛行機が完全に停止したことを確認し、私はシートベルトを外し出口へ向かう。

その後をラミスが着いてくる。

荷物を外でラミスから受け取ると、バイバイと彼女に向けて手を振った。

ここまではラミスが付いてきてくれたけれど、ここからは1人で日本の暗殺組織に行く。


「レイさん、お気をつけてー!!」


飛行機の入口の所で、大きく手を振って言った。

そんな彼女に私も「アンタもねー!!」と叫び、ラミスに負けないほど大きく手を振り返した。