すると隣にいたヴェッカーが「そんなに武器必要か?」と言ってきた。


「当たり前でしょ。

もし武器が無くなったらどうすんの」


「まぁ、そりゃそうだけど。

でもダイナマイトは必要無ぇと思うから置いていけよ」


「あ、ちょッ!」


武器の入っているカバンの中からダイナマイトを取り出された。

少し納得しない部分もあるが、今まであまり使用してないので、まぁいいか、とどうでも良い気持ちになった。


「ん、大体こんなもんでいいだろ」


「アンタに言われると心配になってくる」


「どういうことだよ」


バコッと軽く拳を頭に当てられ、思わず「いてッ」と声が出た。