「軽い火傷ね
しばらく、冷やしておきなさい」


「はい、ありがとうございました」


あの男に言われて、保健室に来たが
先生は保冷剤をくれただけだった


「左手だし、授業に支障は出ないわ
ほら、早く行きなさい
始業まで時間ないわよ」


「はい、失礼しました」




始業時間3分前
保冷剤をもって、私は走りだした