登校時間はもうすぐか。


ちゃっかり登校準備を済ませて、いつもの家を出る時間の15分前に。


ガチャッ。


「…行ってきます。」

なんの返事も帰らない家につげ、今日も一日始まる。



正直、何度も何度も生きるのを辞めたくなった。

けど、朝妃と孝が居てくれたから、また明日もって思う。



「…がんばろっ。」




「りーーーーえーーーーーっ!!!
おはよーーーーーーーーーーうっ!!!」



ドスッ。。。


うおっつ!
転けそうになるくらい後ろから抱きついてきたこの子。

痛いな〜。

「おはよ、朝妃!
今日も朝から元気だねぇー笑」