「…り、理笑!また、また明日ね!」
ーカランカランー
つい飛び出して来ちゃった。
「はぁ。。。。」
明日、朝妃に謝るとしよう。
しょうがないよね、あれ以上ツッコまれると私が困るし。
「はぁ。。。。」
まぁ、大丈夫だよね。
そこまで朝妃鋭くなさそうだし。
ただ、高野くんだよね。
私が熱くなりすぎて、酷いこと言っちゃったかな。
「はぁ。。。。」
「…んもぅ!なにさ!孝のため息、邪魔!」
さっきから、私が考え事してる時に横でため息ついていた。
あえて気付かないふりしてたけど、うるさすぎる笑
「…お前、溜め込みすぎ。今も、強く言い過ぎたかなとか考えてんじゃねーのかよ。
言っとくが、理笑は、何も悪くねーぞ?
あぁ言われてもしょうがねーんだよ、高野は。
まぁ、何も知らないからこそ朝妃にも、強く言ってしまった部分もあるだろうがな。
何度でも言うよ、理笑は何も悪くない。」
…孝。やっぱり、心配してくれてるんだよね。
早く立ち直らないとな、私も。
孝だって、被害者。
さっきの話、黙ってたけど、
ほんとは、先生を呼んでくれたのは、孝なの。
孝と隆ちゃんは部活の先輩後輩で、すごく仲良かった。
兄弟かよって周りから言われてるくらいにね。
それをあの日
私が壊したんだ。
孝は、隆ちゃんを責めた。
『何でお前が支えてやんねーんだよ!!』
そんなことを言いながら。
「…ありがとね、孝。ウジウジしてちゃ駄目だよね!
よし!もう、大丈夫!クレープ食べよう!」
いつの間にか着いていたクレープ屋で、苺チョコと孝のチョコホイップを頼んで美味しく頂いた。