クルッと遊ばせてる茶色の髪に芸能人並みの顔立ちの絢仁。

それに似合わず、黒縁メガネ。

目が悪いらしくかけてるみたいだけど、そこがまたかっこいいらしい。

「せっかく心配してきたっつーのに!」

「…それは!…ありがとね?」

「おう!じゃ、一緒帰ろーぜ!心配だしな!」


敬語すら使わない彼をどうにかしたい。

でもやっぱり、絢仁の優しさに救われてる。

「ありがとね、絢仁。」

そう言って一緒に学校を出た。

家に帰って携帯を開くと、朝妃と孝から沢山の連絡が来てたことは言うまでもないよね。