次の日、私は香澄と由紀とよく行くカフェに二人を呼び出した。
「どーしたの?何かあった?」
香澄が不思議そうに私を見る。
「うん。ほんとは、ずっと隠して黙っておくつもりだった。
でもね、言わなきゃいけないって思ったの。」
『でももし、俺ともう一回会いたいって気持が微塵でもあるんだとしたら、
その時はもう一回、俺と会ってくれないか?』
そう言われた時、答えは決まっていた。
洋平さんに会いたい。もっと好きになりたい。
だから、もう逃げられない。
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