約束の日はすぐにやってきた。



一番お気に入りの服を着て、髪の毛も巻いてふわふわにした。



お化粧もいつもより明るめのチークを付けた。



かわいいって思ってほしい。



気付けばそう思ってる自分がいた。






集合場所に15分も早く着いた。



早く着いちゃったなーって思っていたら、5分もたたないうちに洋平さんがやってきた。



「はえーよ。俺もだいぶ早く来たと思ったのに。」



そう言って笑う。



「行くか。」



私はまた洋平さんの一歩後ろを歩く。