「…はぁ、はぁ、これ…はい…っ!」


『ありがとう、みっちゃん』


笑顔全開でりんごジュースを飲む泉くんを見ながら私は本題に入った。


「泉くん、あのさ聞きたい事があるんだけど」


『さっきも言ってたね。なに?今は機嫌が良いから何でも聞いていいよ〜』


「えっと、あの今更なんですが…名前を知りたいなぁって、、はは」


『あれ?言ってなかったっけ?泉 陽雅(いずみ はるか)だよ。でもそれを知ってどうするの』


陽雅くん……


「へーっ!はるかってんだ!んで、何で授業出ないの?何でいつも眠そうなの?出席日数やばくない?」


麻夜。それほとんどあたしの考えた質問だよね。


『はぁ…あのさぁ、そんな一気に質問されても答えられる訳ないじゃん。』