「かなり危険を伴う仕事じゃが、引き受けてくれますかな?」
「どんな強敵だろうが、俺の手にかかれば楽勝ですよ」
 確かにそんな話はした、自分が言ったことだから覚えてる……けど……
 ――そんなやりとりをしてから、早いものですでに三日が過ぎた。
 ……まさかここまで面倒くさい仕事だと思わなかった……
 そんなことを思いつつ横を見ると、のほほんとした顔の男が一人。
 俺がじーっと見ていることに気付き、やたらと爽やかな笑顔を向けてくる。
 仕事が共同だなんて聞いてなかったんだけどなぁ……
 ため息をこぼしながら、俺はどこまでも続く街道を歩いていた……