案の定金髪王子はベッドですやすや眠っていた
うそでしょ、寝顔もイケメンとか反則…
なんか、可愛い
寝てるから、いいよね?
近づいてまじまじと顔をのぞく
パチッ
「………へっ?!?!」
ついさっきまで気持ちよさそうにとじられていたまぶたが目の前であいている
うううううそでしょ、ちょっとまって
ガシッ
「えっきゃあっ」
ドサッ
腕をつかまれ引っ張られた
そのスラッとした体からは想像つかないほどの力だった
「あ、あ、あの…」
なぜかベッドと俊様にサンドイッチにされてる自分がいる
すぐ目の前に俊様の顔があってじーっと見つめてくる
「…あき」
「え、あの……はい?」
徐々に顔が近づいてくる
まっ、えっあの、ちょっと?!