「ごちそーさま...」 全部食べ終わってしまった私は、もう1度しみじみとごちそうさま、と呟いた。 ___ もう、ここにいられるのも残り少ないだよなあ... 空を見上げた。懐かしい空気。 私は少しだけ、背中を押されたような気がした。 「____ っ、あのねっ!」 「あのさ!」 2人の声が、重なった。