「主任は.やる事もかっこいいね。楓は幸せ者だよ…。」


主任の思ってもいなかった宣言と
絢の言葉が私の涙を誘った。


泣いてしまった私の手をテーブルの下で
そっと握ってくれた主任。


また涙が溢れ出した。


「マ.マジっすか!?」


三井さんの大きな声にみんなが
我にかえって思い思いの事を口にしだした。


「いつの間に!?」


「でも観月は主任の事…。
信じられないよ!!」


「主任!!かっこ良すぎますよ!!」


みんなの言葉に私も納得する。


本当についこの間までは
有り得ない事だったから…。


そんな.みんなからの声に
主任は答える。


「みんなが知っている通り観月は俺の事.大嫌いだった
からな。みんなが驚くのもわかるよ。
でも俺は初めて会った時から観月の事が気になってたんだ。早い話.俺の一目惚れだよ。
やっと手に入れたって感じだ(笑)」


そう言って主任の照れた顔が可愛いかった。